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最終更新日:2006年12月02日

Jリーグ ディビジョン2 第52節 / 2006年12月2日(土) 平塚競技場 14:05 KickOff
湘南ベルマーレ 対 柏レイソル / 0-3 で負け
(1ゲート席にて観戦)

 ああ!悔しい!


 クラブカンファレンス出席

クラカン初参加。そして総合公園の体育館も初入場。
会議室に並べられた机では収まらず、多くの人(ざっと200人位かね?)が参加している。

真壁社長と大倉強化部長から色々と話があって、その後に参加者からの質問。
色々興味深い話があったし、自分としてはクラブの苦悩には共感できたし、これから向かおうとしている所についても疑問は無かった。
つまるところ、安定した経済的バックボーンが無いのが一番の問題、という風に私には聞こえた。
近い将来、ベルマーレの経営に対して大きな変化があるのかもしれない、という風にも聞こえた。

その他、いくつか興味を引いた話題を書くと、

とまあこんなところか。

社長と強化部長の話が長くて、質疑応答の時間が短い。
まあ、株主総会というわけでもないし、あんなものなのだろう。
時間があれば、次回も出席したい。

 スタジアムへ

さてカンファレンス終了後、そのままスタジアムへ。
当日券が無いのではないかという声も聞こえたので、どれほど行列が出来ているのかと思ったが、あっさり入場。
来年のカレンダーを購入して、1ゲ席に着席。まだここはガラガラ(試合開始時点ではすし詰め状態になったが)。

しかし5〜6ゲ席は既に黄一色(ファンイーソーとも読める?)。柏サポの必至さが伝わってくる。
正直、最終節をこういうモチベーションで迎えられる彼らがうらやましい。

私がこの試合に期待しているのは、モチベーションの高い、しかも力的にも上の相手に対して、湘南の選手がどういったパフォーマンスを見せてくれるか、 どこまで根性見せてくれるか、であった。

まあストーリー的には坂本がシュータリングで再び石崎監督を定位置3位へと陥れることとか、 望がゴールを決めて柏サポに激しく恩返しをしてくれるような展開を期待しないでもないが…。

実際、湘南と柏の力量差を考えたらそんなことを夢見るより、どんな形でもいいからホーム最終節くらいは勝ちをもぎとってほしい。
ダンデライオンが言った様に『勝利の歌』を試合後に皆で歌えるような終わり方にしてほしい。
それが精一杯の希望です。

 柏サポすげ〜

スタメン発表。審判はジャスティス岡田こと岡田正義さん。
ひさしくJ2では見てないが、ここ一番の試合だから派遣されてきたのか。退場者が出ないことを願う。

湘南のスタメンはなかなか興味深い顔ぶれ。
坂本がボランチでキャプテンマークをつける。
これがまた、ものすごく似合う。私が女だったら一目惚れだね。

そしてなぜかサブには俺達の戸田がFW登録で。
これはひょっとしてお別れフラグが立っているということなのでしょうか。

スタメンの面子は、おそらく来シーズンも湘南にいる選手なのだろう。
各人を見渡しても、フロント側から0円提示をするべきような選手は見当たらない。
サブに入っている悠介は微妙だな。私的には絶対に必要な選手だと思うが。
(クラカンで、チームの技術レベルを上げるために加藤/佐藤を加えた、みたいな事を言っていたし)

7ゲ席ではEFSが聖者の行進よろしく、太鼓を叩きながら列をなし声を上げながらの入場。
変わった演出だけど、なかなか良い。

一方のレイソルサポ。
良くぞここまで意思統一が出来るものだと感心するほどの統制の取れ方。
見事に黄色でそろえた各人も素晴らしいが、選手入場の前にいっせいに音も無くかざしたイエローボード。
多分「一心同体」と書かれているのだろうけど1ゲ席からでは判別できず。
本当にタイムロスも無く、何か合図があったようにもこちらからは思えなかったのだが、すっと、柏サポ全員が(比喩です。本当に全員かどうかは未確認です) 一斉にボードを掲げる。
見事にメイン4ゲ席〜ゴール裏5ゲ席〜バックスタンド6ゲ席までが隙間無く黄色になる。
見ていて鳥肌が立つような素晴らしさだ。

そして気が付けば、ゴール裏中央の柏サポがいつの間にか上半身裸に。これが噂の裸族という奴か。
これまた素晴らしい。

本当に調度真ん中の面子だけが裸族化している。
という事は、あそこに陣取ったメンバーは全員が「脱ぐ」ことに同意しているわけで、逆にその両脇のメンバーは脱いでいないのだから 「脱ぎたい人」を中心にすえて、「脱がない人」を端に置く、ということで集団内で意思統一が取れているということを意味している。

そこには個々のわがままは無く、「脱ぐ」という行為に意味があるのかとかの疑問も無い。
それがサポートになると信じているからやっているのだろう。
柏サポ見事。というか、正直ここまで大勢がやってくるとは思わなかったよ。
数は力、かもしれないが、それが統制されている時には、見るものに感動を与えるのだな。

いつもはアウェーサポを煽る田子ちゃんも、さすがに身の危険を感じたのか今日は挑発無し。
スコアボードの上の旗のたなびき方を見れば、結構な風が吹いているはずなのだが1ゲ席ではあまり感じない。
天気もよく、人も多いので暖かいくらいだ。
既に立ち見も出始めている。
いよいよキックオフだ。根性見せてくれよ。

 試合雑感

試合開始。
前半20分位までは湘南ペース。
この時間帯の湘南は最高に斬れていた。

プレスをかけてボールを奪うシーンなど、理想的な守備だったし、十重二十重と攻め入る全員サッカーも観ていて気持ちがいい。
チャンスも何度かあったけど、押し込めず、跳ね返され、結局得点は奪えず。

逆にセットプレー崩れのちょっとした集中の抜けを突かれて失点。
ま、1失点はいつものことだから気にしない。

しかし失点し、得点できないことで何時しか試合は柏のペースに。
後半に入って早々にセットプレーから失点すると、早くもスクランブル体制に。

戸田と悠介をいれて攻撃力アップを図るも、この采配はいつものように機能せず。
3点目を決められた時点でジエンド。
1ゲ席も日陰に包まれ、落ち葉が風で舞う寒い12月が身にしみる。

こうなるともう目の前の試合を見ているのは拷問でしかない。
終了間際に、試合の流れとは関係なく柏サポが大いに沸くシーンが。
おそらく神戸が負けたのだろう。

ロスタイムは二分。
この二分は柏サポにとってはどのような二分だったのだろう。
私は既に心ここにあらずであったが…。

試合終了のホイッスル。
寒くて体が震えている。また負けた。
「湘南弱いなぁ」後ろに座っていた小学生がつぶやく。
知ってるよ、そんなこと十分に…。

 ああ!悔しい!

これで他チーム昇格決定の瞬間を拝まされるのは3度目だ。
札幌、京都、そして柏。
私がスタジアムに来ていないだけ他にもあったのかな?まあ、それはいい。

とにかく何度見ても嫌なものだ。
苦々しい。
悔しい。
羨ましい。
早く帰りやがれ。

最終節セレモニーは、横で柏が盛り上がっている中、お通夜のような雰囲気で行われた…
と感じたのはどうやら私だけで、 周りの人には結構、笑顔もあった。

選手が場内を半周し、番号つきボールを投げ入れる(ゲットするとサイン色紙と交換できるらしい)。
が、今日みたいな試合を見せられて、横で柏が歓喜の渦に包まれているのに、選手を拍手で労うことなど出来ないよ…
と感じているのはどうやら私だけで、周りの人は結構、手を振り、拍手をして、笑顔で声援を送っていた。

皆、悔しくないのだろうか?
目の前で「本当の勝利」を味わっている人がいて、こちらはそれを横目に「泥にまみれて這いつくばっている」というのに。
それとも、そういうものを超越した楽しみ方というものがあるのだろうか。

私は悔しかった。
試合に負けたこともそうだが、何よりホームの、今年最後という大切な試合なのに、 私達ではなく赤の他人(いや、黄の他サポか)が俺らのホームスタジアムで、紙テープを投げ、歓喜の歌を歌い、勝利の美酒に酔っている。
こんな屈辱的なことは無い。

悔しい。
悔しくて、悔しくて、悔しくて!!
くそーーーーーーーーー!
ああ悔しいーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

 涙でにじむ Blue Heaven

悔しくて悔しくて悔しくて泣きそうだった。
いい年した男がぼろぼろ泣くのがみっともない、からではなく、泣くのは勝ったときだけと決めている(嘘です。たまに負けて泣きます)ので泣くのはこらえた。
(結局、家に帰ってから泣いたが)。

坂本が選手会長として挨拶する中、柏サポが喜んでいるのをじっと見ていた。
いつかは私達にも、ああいう時が訪れるのだろうか。

湘南と柏では何が違うのだろう。
環境?選手層?メンタリティ?経済力?努力?根性?サポの数?スタジアム?

何かが欠けているのか、そもそも全く足りていないのか。
どうすれば良いのか。
クラカンで社長が話していたことは理解できるが、じゃあ、どうすれば良いのさ。
どうすればJ1に上がれるのさ!

いったい今の湘南には何が足りないのだろうか…。
見上げれば夕月が。満月から少し欠けた白い月。
湘南もあの月と同じように、欠けている部分があるのだろう。
それはなんなのだろうか?
月は時到れば必ず満ちるが、湘南が満ちるのは何時なのだろうか…。

 寂しいシーズン閉幕

これで今シーズンは終了だ。
青色天国は一転、柏昇格の地、イエローパラダイスとなってしまった。
湘南サポが引き上げ、人気が無くなった7〜8ゲート席。メインも1ゲ席、中央席と人はほとんどいない。

それでもまだ、柏サポは勝利の美酒に酔っている。
32番をつけた柏の選手が、体全体を使って右拳を突き上げる。
それにあわせて声をあげる4ゲ席の柏サポ。
悔しい。くそ、悔しすぎる。

これで今年も終りなのか。
不完全燃焼な一年だった。もっとも例年のことといえばその通りだが。

菅野監督の続投は決まっているので、来シーズンもこんな試合をいくつも見せられることになるのかな。
年間失点87(J2ワースト2位、一試合当り1.8失点)を何とかしないとどうにもならんよ。
強化部長もここが問題だと認識していたから期待はしているが…。社長、攻撃サッカー好きだからなぁ。

あーそれにしても悔しい。
落ち葉を踏んだ時のサクサクという音さえ癇に障る。
風呂に入って、とっと寝よう。ああ本当、冬眠したい気分だよ。


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