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最終更新日:2006年11月04日

Jリーグ ディビジョン2 第46節 / 2006年10月21日(土) 平塚競技場 14:04 KickOff
湘南ベルマーレ 対 横浜FC / 0-1 で負け
(1ゲート席にて観戦)

 最後の神奈川ダービーなのか?


 頑張れ田子千尋

これだけ結果が出ていない状況にあっても神奈川ダービーには客が来るのだろうか?
そんな若干の不安が、いつもより早めに競技場へと足を向けさせる。
結果として7000オーバーの入りではあったが、出足はそれほど良いものでもなかったな。
試合開始5分前くらいになって急に込んできたという感じだった。

それでも結構な入りだ。
横浜FCサポの数もかなりのものであったが、いつもより多い感じがするお子様オーディエンスの皆様も枯れ木も山の賑わいとばかりに 客席周りを走り回る。
どこから集めているのか知らないが、ウチの営業は頑張ってるんだな。

とはいえこれほどモチベーションが上がらない試合前というのも珍しい、と自問自答する。
はっきりいって横浜FCに勝てる気は全くしない。
何時もそれほど押し込まれて負ける(分ける)わけではないのに、気が付くと負けて(分けて)いる。
まさに負け犬状態だ。いかん、これではいかん…。

今節は神奈川ダービーという事で横浜FCのスタジアムナビゲーターの人が平塚競技場に来てアナウンスしている。
迎え撃つのは我らの(?)田子千尋。
聞きなれているせいか、ナレーションの滑らかさとかイントネーションの付け方とかは、田子ちゃんのほうが 圧倒的に上のレベルにあるように思える。

とはいえ、所詮は昇格争いをしているチームと、その他のチーム。
チームの勢いがどちらにあるかは明白だ。
何を言っても気勢が上がる横浜FCと比較して、何を言っても「何いってんだよ」ムードになる湘南。
そんななか、田子ちゃんはめげずにハイテンションを維持してよくやっている。
最近、田子ちゃんが好きになりつつあるな。

 最後の神奈川ダービーなのか?

いつものようにダンデライオンのミニライブが終わって、いよいよキックオフを待つばかり。
このときになっても一向にモチベーションが上がっていない自分。
が、7ゲート席を見ると、綺麗な「COMMON! BIG WAVE!」の断幕が。

オマケに良く見ればこの断幕、「波」をイメージしてたわみを作ってある(つまりピンと張らずに、上辺が緩やかなカーブを描いている)。
それに白波をあらわすために白いバルーンを打ち振っている。
おお良い感じだ。

さらに7ゲ席上階から、青と黄緑のたすきがつつーっと下階まで流し下ろされていく。
その横(7ゲ中央より席)にはいつものようにビッグフラッグがゆれているし、6ゲ席でも横浜FCサポがビッグフラッグを揺らしている。
いいね、ダービーらしく、壮観かつ素晴らしい光景だ。

もしもウチが昇格争いを共に闘っている最中ならば、これ以上ないくらいの盛り上がりを見せるオープニングだろう。
だがしかし、そう思った時点で「してればね…実際には二試合で7失点の連敗中だよ…」と、さらにモチベーションが落ちてしまった。
つける薬無しとはこのことか。

あらためて先発を見てみると、先週の徳島戦と同じじゃんか。
あの面子で4失点、ヴェルディ戦でも3失点しているのにメンバーをいじる気配もないのか。
既に万策尽きているのか、結果が伴わないだけだという認識なのか。アマリウドはサイン会開いているしさ…。

一方の横浜FCは、カズ/城/山口/小村というフランスW杯メンバー(予選含む)が要所に配置される布陣。
オマケに監督もフランス組の「アジアの大砲」高木だよ。
うーむ、ある意味壮観ではある。

フランスW杯アジア最終予選を思い出しても、このメンバーをJ2の平塚競技場で見ることになるとはよもや思わんだ(いや、あの頃はうちもJ1だったけどね。ヒデもロペもミョンボもノブさんもいたんだよなぁ)。
時の流れを感じる秋の神奈川ダービーだ。
そしてこれがJ2最後の神奈川ダービーとなってしまうのだろうか…。

 試合雑感

さて、キックオフ。
ウチは相変わらず「足元パス」で攻める。
攻撃はともかく、守備は相変わらず。それでも集中してやっているのは分かる。
とは言え、二人で囲んでおきながら、あっさりパスを通させて数的不利を作るのは何とかならんのか…。

先制ゴールは横浜FC、キング・カズ。
PA内(付近だったかな?)からあげられたファーへのクロスを頭で押し込まれたもの。
これはクロスをあげられた時点でジエンドだろう。
二人でマークしているのに、どうして一人があたりに行かないんだよ…。
あっさりあそこでクロスをあげられてしまうとは…。
いや、まあ予想の範囲内なんですけどね…。

先制した後の横浜FCは、老獪なまでのカウンター狙い。
自陣でDFがゆっくりと安全にボールを回し、城のポストプレーとアウグストの個人突破などに攻撃を絞り、リスクをかけないサッカーを展開。
しかし、敵ながら天晴れだ。
状況を判断して、どういうサッカーをやれば良いのかをしっかり全員が理解しているという感じを受ける。
ウチとはえらい違いだ…。

後半頭から坂本アウトの加藤イン。
これが良かったのか、湘南の攻撃は活性化。
というか、前半からこういう攻撃をやれよ〜。
動きながらボールを受けて、スペースを自ら造り、積極的にシュートを打つ、ってなんで 前半から出来ないんだよ〜。

が、実際には横浜FCのプランどおりだったのかも。
PA付近でのFKは少ないし、シュートも打たされているような感じだ。
まあ、よほど守備に自信がなければこういった策はとらないのだろうけど、GK含めて横浜FCの守備は堅い。

行き当たりばったりの連携、突発的な個人技、セットプレーが攻撃の要という湘南では、嵩にかかって攻めても得点できんかった。
後半開始早々のGK1対1を石原が決めていれば…と先週ももらした感想が口を突く。

はたして横浜FCは後半にシュートを打ったのだろうか?
それほど湘南が一方的に攻撃を仕掛けた45分もついには過ぎ、結局0−1というスコアだけが残った。
これで3連敗。
今年最後の神奈川ダービーが終り、ついに今シーズンは横浜FCに一勝も出来なかった。

 なんで横浜FCはこんなに落ち着いていられるのだろうか

試合終了後、先週の徳島戦とは明らかに違う感じの脱力感が自身を襲う。
なんていうか、今日の負けは納得できる負けというか。
力を尽くしたけど、及ばなかったというか。

ウチは攻撃が守備よりも整備されているチームだから、攻撃だけしていればそれほどボロは出てこない。
だからミスが見立たず、なんとなく先週よりも出来が良かったように感じるのだろうか。
横浜FCの守備が見事といえばその通りなのだが、しかし守りに入った守備のチームを突き崩せないようで、何が攻撃サッカーか。

選手は良くやった。それはプレーを見ていれば分かる。
その結果として負けた。それは受け入れるしかない。
でもなんだ、このモヤモヤは…。

今日の試合は、自分的にはブーイングされる類の試合ではないと思う。
むしろ拍手で両チームの選手の健闘をたたえたいくらいだ。
しかしホームでの負けというのは、気分的に許容できるものではない。
拍手を送ることは私には出来ない。

横浜FCはなんでこんなに試合巧者なんだろう。なんでこんなに落ち着いているんだろう。
昇格争いの真っ只中にいて、昇格争いなんて初体験なんだからもっとあたふたしていてもよさそうなものなのに。
少なくともプレーからは全くそのような感じを受けない。

カズや山口といった修羅場をいくつもくぐってきたベテランの存在が大きいのだろうか。
どちらにしてもウチには関係のない話だ。そう思うと余計に欝になる…。

 確かに色々あったよなぁ

試合後、立ち上がる気力もなくボーっと座っていると6ゲの横浜FCサポが横断幕を出す。

「2001.3.10以来色々あった。ありがとう平塚、また会う日まで」

こんな内容だった。

普通、こんな断幕だされたら挑発されたと思って頭にくるものだ。
てめーらもうJ1上がったつもりかよ、めでてーな。これでJ2残留したら三ツ沢まで行って笑ってやるぜ、とか、そんな感じで。
でも不思議とそんなことは思わなかった。
横浜FCサポが何を思ってこの断幕を出したのか分からないが、ああ、もうそんなにたつんだな、というのが率直な感想だった。

2001.3.10。あの晴れた日、私は平塚競技場にいた。
そして1−0で勝った試合を覚えている。懐かしい。

坂本のJリーグ初ゴール。
そういえば、2001年のオープニングゲームに出場した選手のうち、今日同じピッチにたつことが出来たのは坂本だけだ。
というか、2001年湘南に在籍していた選手で今も残っているのは坂本と友彦だけだな(いや、トモは残っているというのとはチト違うか)。
「何やってたんだろうな、この6年」
こんな言葉が口をついてでてしまう。

横浜FCサポは、どんな思いでこの6年間を過ごしてきたのだろう。
はたして6年後、私達はどんな気持ちで平塚競技場へ通っているのだろうか。
ああ、秋は人をセンチメンタルにさせるな…。

消化試合がまた一つ終り、今のメンバーで試合ができるのも後わずかだ。
負けても負けても大幅な選手変更がないのは、既に来シーズンの骨格が固めてしまっているからなのか。
それともそんなことは考えず、ただ今のベストメンバーで闘っているのか。

次のホームゲームは約1ヵ月後か。
それまでには何かしら変化があるのかしら。
吉井が出されたように、出て行く選手もいるのだろうか。
ああ、今年も何も獲るものがないまま、シーズンが終わるのか。
悲しい、そして寂しい。


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