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最終更新日:2006年10月17日

天皇杯 3回戦 関西大学戦 / 2006年10月8日(土) 平塚競技場 13:00 KickOff
湘南ベルマーレ 対 関西大学 / 4-1 で勝ち
(1ゲート席にて観戦)

 正直、ほっ


 天皇杯シーズン開幕

三連休のなか日、おとといまでの台風が嘘のような晴天。夕べ見た月は綺麗だった。
それはさておき天皇杯。今年もこの季節が来てしまったか…。

「初戦は勝てる」、なんの根拠も無しにそう思ってスタジアムに足を運ぶと、そこで見せられるのはグダグダな試合…。
何度そんなことがあったか。
今シーズンは、どうかそんな悲劇を繰り返しませんように。

相手は関西大。う、やだなぁ。大学生って強いんだよなぁ。
というのが率直な印象です。でも今のベルマにはアジエルもいるし、多分大丈夫だろう…大丈夫だよね。

さて、期待と不安を胸に抱きつつゲートイン。
モギリの向こうでは天皇杯のプログラムを販売しているが、500円であの薄っぺらいパンフを買う気には到底なれないので無視。
1000円に戻して、昔のしっかりしたパンフをまた作ってくれないものかなぁ。

場内アナウンスは美島英二さん。渋い声は健在。
天皇杯独特のちょっぴり可笑しな場内放送を期待していたのに。
まあ、いい。それよりスタメンだ。

 スタメン

スタメンはリーグ戦と同じでベストメンバー。
気になるのはサブにフラビオが入っていることぐらいか。
選手を試すでもなく、使えない選手を切るでもなく、淡々とやるんだな。
まあ、必勝をきすのは良いことだ。

選手入場。
今日はいつもは7ゲ席にいるEFSの面子が1ゲ席に来ているので、真横で太鼓の音が聞こえる。
近くで見ると、なかなか迫力があるのだな。

関西大、赤いユニだと思っていたのに白だった。
J2では赤いユニのチームはいなくなってしまっているので、久しぶりに赤チームとやれると思っていたのに残念。
(と、ハーフタイムまで思い込んでいたけど、札幌がいるじゃん!なにボケてんだ俺!)

試合前、普段はメインスタンドに挨拶した後、写真撮影とかした後に各選手がピッチに散っていくんだけど、今回は国際試合みたいな感じで両チームの選手が握手をしていた。
ま、これも天皇杯らしいってことで(あれ?いつもこんなことやってたっけ?)

 お約束な前半戦

いよいよキックオフ。
で、関西大学、予想通り、ウマいっす。

ボールが良く回るし、パスもトラップも上手い。
ボールキープしている選手の脇を別の選手が駆け抜けて、それをおとりにして、自分で中へ切り込むとか、 J2でも十分やっていけそうなレベル。

ウチはもともとチームとしての連動性が低いので、こういった組織化されたチームにあたると途端にあたふたする。
アジエルの個人技は当然通用するのだけど、それ以外ではボディコンタクトでもどっこいどっこいな感じ。

プロのすごさを見せ付ける…という以前に、このまま調子こかせておくと「なんや、J2ゆーても、たいしたことあらへんやんか」とか思われてしまうので、 早めにきつい奴をお見舞いしてやる必要がある。

しかし上手い。ウチのDFはきりきり舞いしている。
パスもショート・ミドル・ロングと使い分けているし、局面局面での選手間トライアングルがきっちり作られており、プレスを受けてボールを失うといったことがない。
いやほんと、ウチは見習うべきだよ、関西大をさ。

感心することしきりな私をあざ笑うかのような我がチーム。
大学生相手に見せてくれたのが「セルフジャッジ」。
しかもそれが元で失点。最低だ。

先制されるのは計算のうち。うちのチームは何処を相手にしたって失点する。それはもう、しようの無いことなのだ。
とは言え、これは酷いだろう。

相手がPAのギリまで攻めてきてるってのに、セルフジャッジで自らプレーを止めてしまい、 そこをまんまと突かれて失点。
まさに「最低」。私が大っ嫌いなプレーだよ、セルフジャッジは。

「どっちがプロだよー!」「金返せー!」まあ、そんな野次が良く似合う失点シーンでした。
実際、1ゲ席からはもっと酷い野次も飛んでいましたが。
しかしどうして、手を抜くのかね(気が緩んでいる、といったほうがいいのかな)。

まあ、こんな試合展開もあるだろうと思っていたので、心理的なダメージはさほどない。
問題は次の1点だ。
ウチが取ればよし、そうでないと…ま、勝負の世界だからね。

アジの個人技か、悠介のセットプレーか。
おそらくそんな感じで得点するんじゃないかと思っていたけど、その通りの展開に。
前半もまもなく終了と言う時間帯でのCK、村山が押し込んで同点に。
いや〜、前半の内に追いつけたのはでかかった。

 プロの技見せた!後半戦

後半に入ると、関西大は疲れが出たのか。
ウチがボールをキープできるようになる。

オマタが再三左サイドを切り崩し、アジエルの個人技は大学レベルでは止めようもない。
追加点、突き放しゴール、駄目押しゴールと、ゴールラッシュで1ゲもフィーバー。
いや〜やっぱりこのぐらいの貫禄を見せてくれないとね。

ボールをキープしての1対1や、細かいワンツー、波状攻撃などなど、 久しく観ていない「湘南の暴れん坊」な怒涛の攻撃が見れました。
本当、ウチのチームは調子にのると良い感じだな。

関西大も最後まで切れることなく、必至でボールを回して攻め入ってくる。
投げやりになるでもなく、ラフになることもなく、観ていて気持ち良いプレーっぷりだ。

ウチとの違いは外国人かな。
もしも関西大にアジエルが加わったなら、多分、うちではかなわないね、きっと。
そう感じさせるだけのチーム力はありました。

結局このまま試合終了。
ある意味順当勝ちなんだけど、それをそう感じさせないところが湘南の演出力だ。
悠介は試合後も「むすっ」としてたけど、自分のプレーに満足できなかったのかな(まあ、いつもの表情ともいえるけど)。

リーグ戦とは違うのでMOMなどは無し。でもまあ、今日はアジエルだね。
ブラジル人に頼って大学生に勝つ。ま、それも良いでしょう。トーナメントは勝って何ぼだしね。

 気になった選手

石原。
悪くないんだけど、一時期のスーパーっぽさが抜けてきている。
ゴールポスト(左)→ゴールポスト(右)→GKの腕の中、と跳ね返ったシュートがあったが、あれなぞ現在の石原の状況を端的に表しているのではないか。
あんなプレー、あるんだね。石原は完全に1点損したな。
とは言え、運動量といい、体を張ることを嫌がらないプレースタイルといい、良い感じだ。来年も湘南にいてくれ。

悠介。
正直、出来は悪かった。
守備の面では言うに及ばず、攻撃面でも低運動量とあいまって並以下の存在感しか出せていなかった。
「うごけー!」と監督に怒鳴られていたのは悠介か?

村山。
個人的にとても期待していたし、好きな選手でもあったのだが、もうそろそろ見切らなければならないのだろうか…。
基本的に1対1で勝てないDFはいらない主義な私なので、今のプレーを続けられると不必要な選手といわざるを得ない。
昔はもっと、センスあふれる頼れるDFだったのに・・・なぜだっ!

田村。
彼のパス精度は一向に向上しない。ロング/ミドル/ショート全てだ。
DFがMFにパスを出すときに、それを相手にかっさわれるようなパスを出すなよ。 即、カウンターじゃん。

坂本。良い感じだ。
彼がドリブルで仕掛けてファールを貰っているのを見ると、心が和む。
これが坂本のプレースタイルなのだろうが、まあ、チームに一人はこういった選手も必要だろうて。
守備を厭わないし、周りを使う意識が高いし、それでいて1対1の勝負にも打って出れる。
もう少し力がつけば「攻撃のアクセント」から「左サイドのメインウェポン」になれるはずだ。

アジエル。本日の私的MOM。
アジエルがボールをキープしたら、大学生では止められないのだろうな。 4人に囲まれてもボールをキープしてしまうアジエルは、見ているこちらでさえそらおそろしい。
まあ、彼しか大学生相手に通用する選手がいないというのも、寂しい話ではあるが…。

 気になった選手【特別編】

フラビオ。まさか出てくるとは思わなかった。
サブに入っていると分かった時には「なんでなんだー!」と心の叫びが炸裂したが、「まあ、大学生相手ならひょっとしたら通用するかもな」と自分を騙して試合をみていました。

交代で入ると分かったときにも「まあ、源気も石原も、休ませてあげないとな」と自分に言い聞かせていました。
でも結局、大学生相手でもプレーは通用せず。これなら戸田を使ってくれよ…。と思っていました。

攻め込まれて前線に大きくクリア、よし、フラビオ、これをキープだ!と思ったところ、あれ?フラビオ前線にいないじゃん…。
また中盤に下がってうろうろしてんのか、とおもって探してみたけど、見当たらず。あれ?どこいったの。

…よくみたらピッチから外に出て倒れてるじゃん。なんだよ、出て来てすぐに怪我かよ…。
動けそうに無いな…交代か…はぁ。

そのまま足をひきずってロッカーに下がる。
そのときピッチでは、アジエルが見事なミドルシュートを決めていた。
なんてまあ、対照的なブラジル人だこと。

フラビオが倒れてピッチの外に出ているとき、ベルマがボールを外に蹴りだしたんだけど、関西大の選手、これをこちらに返さずに マイボールとしてプレーを続行した。これをみて1ゲ席からはブーイングが。
でもさあ、フラビオは「ピッチの外で」倒れこんでたんだから、わざわざ外にボールを蹴りだすことはなかったんだよ。
関西大のあのプレーは、ブーイングされるようなものではなかったはずだ。
ちょっと気の毒だな。

それはさておき、フラビオ。
まさか再び私の前でプレーする(したのか?)機会があろうとはおもわなんだが、これで本当にサヨナラだろう。
全くの意味無し。時間と経験の無駄。そして金の無駄。無駄無駄無駄。

本当に分からない。なぜ菅野監督はフラビオを使うのか。
他に一人もFWがいない?確かにいないけどね。だからってフラビオをサブに入れなくてもイーじゃんよ。

監督、サブにDF入れないこととかしょっちゅうじゃん。
だったらFWを入れなくてもイーじゃん。鶴見とか入れとこうよ。そして使おうよ。

本当に、他の選手と比較して「フラビオをサブに入れておくのがベスト」なの?
これまで何試合も、彼のプレーを見てきておいて、それでもなお、フラビオを使うのがベルマにとってベストなの?
わからん。マジで分からん。

でもこれでも、フラビオを観なくてもすみそうだ。
怪我の具合がどれくらいか分からないし、そもそもフラビオ本人にとっては災難だが、こっちだって災難なんだよ…。
こんな悲劇を繰り返さないためにも、外国人はしっかり選んで連れてきてくれ。誰だよ、フラビオ取ろうっていった奴は。

 天皇杯の行く末は

J2の他のチームでは、横浜FCや神戸が負けたようだが、彼らにとっては天皇杯など、特に意味など無いだろう。
J2を闘うチームのほとんどは、昇格を目標にしていて、彼らは今まさに、昇格を争っているのだから。
天皇杯など、オマケだ。

うちらは既にJ2を闘う権利を喪失している。
だからせめて、オマケの天皇杯くらいは良いところまで行きたい。そう思っているだけだ。
別に天皇杯に合わせてチームを作ってきたわけじゃない。

    あわよくば いけるとこまで いきたいな いつかの味スタ いつかの駒場

そんな感じだ。単に、それだけのことだ。

大学生に負けるのは恥ずかしいけど、J1に負けるのは恥ずかしくない、みたいな。
だからせめて、J1チームと対戦して、思いっきりやって、スカッと負けて、「ああ、J1相手に善戦しました」って言いたいだけだ。
あるいは「J1相手に大金星!」となればなお良い、位の意気込みでしかない。

来シーズンこそ言いたい。
「天皇杯?そんなものはどうでもいい!サテの選手でも出しとけ!今はリーグ戦だ!」って。
少なくともそう言えるようなポジションにいたいものだ。


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